杏ジャムは酸っぱめで。。。かるく焼いたトーストに最高です♪
図書館に予約を入れていた「食堂かたつむり」。
やっと順番が回ってきた。
私のあとの予約がなんと192名。。。
みんな買わないで、予約を待つのか~!(自分もそのひとり♪)
と、驚きつつも、せっかく回ってきたベストセラー本なのに、なかなか読める時間がなく放置。。
返却日が迫ってたので、先日あせって読み始めた。
かなり面白い本だと思った。
料理が好きだったり、食べることが好きな人には、”嬉しいごちそう”のような本だ。
鍋・食器などの道具がここぞとばかりに登場したり、
小さな一行が、みょう~に共感できたり、
著者は料理を作ったり食べたりに関して、かなり探究心のある人だと思った。
例えば、主人公が食材から酵母を起こして天然酵母のパンを焼いたり・・・
主人公が使っている蜂蜜は、趣味で養蜂をしているサラリーマンから分けてもらった蜂蜜だったり・・・
淡々とした描写や、いきなり展開など、村上春樹っぽく、
海外文学に影響を受けたんだろうな~、なんて感じられる文体もまたちょっと村上春樹っぽい。
でも村上春樹にはなさそうな感じは、人の”ひととなり”の描写が発展途上な感じで、人の奥深さなどを深くえぐられたら面白いだろうな~なんて思う。
このような、自然食や道具を絡ませてストーリーが展開する小説は、真似っこしていろんな人が書くかも。。。
そんな風に思いつつ、一時の時間をかなり楽しませてくれた本だった。
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